【国内注目度NO.1の大会!ジャパンプロの結果と考察】
皆さんこんにちは!イーケイです!
本日はコメントで頂いた、11/17に開催されたジャパンプロ (Japan Pro 2019) について記事にしたいと思います。
大盛り上がり!でしたね。
ここではメンズフィジークに絞って書いていきます。
先に言っておきますが、僕個人の考察になりますのであまりシビア捉えないでください。
文句や批判は受け付けません!(笑)
それではいきます。
ジャパンプロには日本人フィジークプロ選手は3名出場しましたね。
全員今回がプロデビュー戦ということで、プロの世界でどこまで通用するのか多くの方が期待していましたね。
また、日本人で現段階で誰が上位なのかということも見どころのひとつでした。
結果としては、
湯浅選手、竹本選手、小池(jin)選手のうち上位入賞した選手は湯浅選手のみとなりました。
なぜ湯浅選手が上位にいき、竹本選手・小池選手はサードコールで上位にいけなかったのでしょうか?
まず上位の選手を見てわかること。
筋量・バランス・ポージング・絞り・カラーリングなどなど全てに全力を注ぐ必要があります。
当然ですが、プロではアマチュア以上に「完璧」が求められます。
上位選手は皆完成されていました。
そして日本人3選手を比べてみても、湯浅選手がずば抜けてパーフェクトに近い仕上がりをしていたことは分かりました。
絞りは文句なし。毎試合ごとに背中のポージングが改善されています。
魅せるという点では、竹本選手はまだまだポージングが上手いとは言えません。
そしてカラーリングも失敗していて、筋肉にメリハリが見えませんでした。
ボードショーツもサイズ感もパッとしません。
もったいない点が多かったです。
小池選手は僕個人的には最初のポージングでは凄い良いと思ったのですが、他の上位選手と並んで比べると全体的なデコボコ感に欠けるのともう一絞り足りないという印象でした。
湯浅選手含め、上位選手は皆さん立体的且つバランスが取れていました。
あともう一つは、「小池選手は、ジェレミーブエンディアのポージングを少し寄せているのかな?」という印象です。
誰かを連想してしまうポージングはオリジナリティに欠けるのでやめるべきだと僕は思います。
優勝した韓国人選手のBong Seok Choiは、高身長に見合ったバルクとバランスを備えていましたね。
素晴らしいパフォーマンス。文句なしの優勝。
2020年のオリンピアでどこまでいけるかが注目です。
https://www.instagram.com/physique.class_thefit/
詳しくはわかりませんが、恐らく彼は竹本選手と身長も仕上がり体重も近いような気がします。
しかし、二人を比べた時に筋肉の付き方が全く違います。
なぜ同じ身長体重でも身体の見た目は全然違うのでしょうか。
この辺りは遺伝でしか埋められない部分なのでどうしようもないのですが、やはりこの競技は体重などを意識するのではなく、いかに付けたい場所に筋肉を付けて美しい肉体美を作り上げられるかが大事だと再認識しました。
それを無視しておもむろに「バルクバルク!」と言っていては本末転倒なのです。
(もちろん最低限のバルクは必要です)
前回紹介した、Jeremy PotvinやAndre Fergusonなど世界のトップ選手は見た目よりも体重が軽いのです。
無駄がない選手が多いです。
もう一度言いますが、体重はそこまで関係なく、いかに日々のトレーニングでメンズフィジークらしいカラダを作り上げ、それをステージ上で美しく魅せられるかがポイントになるのです。
もし、仕上がり体重を目安に筋量を増やしていく場合は、フィジーク選手ならクラシックフィジークの体重上限を目安にするべきだと僕は思います。
例えば、【身長170㎝の場合は、上限体重は約79kg】がルールです。
フィジーク選手がこれ以上大きくする意味があるのでしょうか。
残念ですが、もしこのリミット内で戦える身体を作れない場合は、皆ボディビルが向いているかもしれません。
最近海外の記事や動画、SNSなどでクラシックとフィジークの差が分からなくなってきたという記事を見ます。
なぜなら大きさを求めるためにか、クラシックフィジークの体重リミット以上に大きいフィジーク選手がゴロゴロいるからです。
しかし、彼らがクラシックの舞台で上位に行けるかというとそういうわけではないのです。
今度は身長も体重もほぼ同じなのに、クラシックの選手の方が全然大きいという事態が起きてきます。
何が言いたいかというと、まずは自分のカラダに一番合っている競技を選び、その競技の求める身体づくりをしていくことが大事だということです。
見た目が第一。
広さと厚みのバランスの黄金比を求めていくべきです。現にオリンピアの上位選手はその黄金比に近いカラダをしているのです。
それを考えると、日本人プロ選手の中で小池選手が最も世界で戦えるポテンシャルがあるという僕の考えは今も変わりません。
一年体重が増えていなくても、一年前よりも身体が良く見えていたらそれでいいんです。
見た目以上に体重が軽い人がトップに行ける綺麗なカラダを持っていると僕は思います。
無駄のないカラダを目指しましょう。
今回の大会ではそのようなことを感じました。
また、最後に僕が今回のジャパンプロで驚いことは、前日の11/16に行われたアマチュアオリンピアでプロカードを獲得した3選手がプロ戦でとても良い成績だったということです。
オーバーオールを優勝してプロになったロシア人選手のRomanov Denisは、プロ戦で早速2位という好成績でした。
すぐにプロで通用するということが証明できましたね。
https://www.instagram.com/denis_romanov_87/
他の2選手もプロ戦でセカンドコールでした。
サウジアラビア選手 Alshanbari Murad
https://www.instagram.com/murad_alshanbari/
台湾選手 Liu LiHsuan
https://www.instagram.com/lion8.tw/
それほど今回のアマチュアオリンピアはレベルが高かったことがわかります。
彼らのようにアマチュア選手でもプロの上位にいける人は沢山いると思います。
そういった人は日々の意識が違うのでしょう。
Train like a Pro. Eat like a Pro.
~最後に~
先日プロになったカネキン選手や田口選手は、まだまだプロで戦える最低限のバルクが無いので、もっと身体を大きくしていく必要があります。
彼らはしばらくは体重を意識したバルクアップをした方がいいでしょう。
本日もお読み頂きありがとうございます!
また次回お会いしましょう!
それでは!
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