【ボディメイクのプロが徹底解説！RIZAPのCMに騙されないで！】

皆さんこんにちは！イーケイです！

本日は誰もが知っている「RIZAPのCM」について解説していきます。

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最近は少なくなりましたが、一度聞くと耳に残るミュージック、クルクルと回る人、ビフォーアフターの映像などが印象的ですね。

最近ＣＭが流れる機会が減ってきたように思えるので、今回思い切ってこの様な記事を書くことにしました。

ライザップのCMテクニック

ダイエットを始める前のクルクル回っている時（BEFORE）は、全身の力を抜き、意図的に姿勢を悪くしています。これは皆さんお判りでしょう。

こんな姿勢をしたら、モデルでもマッチョでもどんな人でも醜いカラダに見せるのは簡単なことだということもわかります。

そしてダイエット後の映像（AFTER）に関しては、男性は肌を黒くし白い光を当てていますね。これによりメリハリのあるカラダに見せることができます。

女性も肌を露出し、白い背景に白い光を当て肌を綺麗に見せたり、男性と同様に暗い背景で張りのある肌に見せたりと、いくつかのテクニックが使われています。

こちらの記事を見ればよく分かります。

diet-kinniku.com

これはボディビルやフィジーク、ビキニなどのフィットネス競技のステージを見ればわかるかと思いますが、光が当たった時のカラダの"盛り"を最大限にさせるために、身体を黒くするのです。背景が暗く白い光が当たっていたら、もうそれはそれは最高のライティングということぐらいはトレーニーの中では常識中の常識です。

ジムやその他の場所で自分の身体を見る時に、一番ライティングが良いスポットを見つけてはボディチェックを行うのです。

真っ暗の中でカラダに光を当てて写真を撮るのと、明るい光の中で写真を撮るのとでは雲泥の差でカラダの映えが違うんです。

ビフォーとアフターの映像どちらにもインパクトがあり、中には「数か月でこんなに変わるのか！」と思う方もいるかと思います。

話題性も視認性もある素晴らしいマーケティングに思えますが、僕のようなボディメイクを常に行い、何度も減量増量を繰り返してきた人からすると「これに引っ掛かる人は哀れだなあ」と感じてしまうこともあります。

体重変動以上に映像をうまく使用した広告の仕方には、僕は以前から「ん？」という気持ちがありました。

それは本来の　“カラダに悩む人を手助けする”　ということとはかけ離れていたからです。

「ああなりたい」「こうなりたい」と理想を抱くことは当たり前だと思いますが、その理想が実際は自分の思っていた理想と違っていたら辛いことですよね。

「いかに醜い身体を見せられるか」「いかに引き締まった身体を見せられるか」というダイエットだけではない他の映像技術によって、ビフォーとアフターの幅を無理やり広げる。

体重を重視するよりも見た目をいかに変えられるかが本物のボディメイクのためのダイエットであり、それが基本でもあります。

こういったことを何もわかっていないと、CMを見たときと他の番組に出た時との差が生じて驚いてしまいます。

頭の中にはその芸能人のCMの肉体のイメージが残っているため、他のテレビ番組に出演しているその人を見ると「あれ？CMほどでもないじゃん。」と思ってしまうのです。

果たしてこのような広告は宜しいのでしょうか？